大規模知識処理

ScienceとEngineeringをつなぐ「Art」を求めて

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2015年4月に湊教授、2014年10月に瀧川准教授、2016年4月に石畠特任助教が着任し、研究室は「大規模知識処理研究室」として、さらに精力的に活動しています。

情報科学の基礎には分野横断的な数学的理論の領域があります。一方で、個別の実問題を解くために特化した実践的な技術研究の領域が多数並列に存在しています。本研究室では、この二つの層をつなぐために必要となる汎用技術基盤の実現を目指して研究を行っています。従って、概念的・理論的成果だけではなく、工学的な要件を満たし実用に耐えるアルゴリズムを実装することを重視します。また、各応用分野の固有の問題にアドホックに対応するのではなく、技術基盤としての簡潔さや汎用性を重視します。この指向性こそが Science とEngineering をつなぐ、いわゆる「Art」であると我々は考えています。

情報科学者として、なぜそうなるのかという原理を追求すると同時に、技術者としての「技」を研ぎ澄ますことで、様々な実世界の問題を裏付けを持って解決していくことを目指しています。魂は細部に宿る!

「Art」な世界へようこそ。

教員の研究や成果については下記ページをご覧ください。

研究室ライフ

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研究室は情報科学研究科棟6Fの6-14および6-17で活動しています。また、基盤Sプロジェクトの研究室が知識メディアラボラトリ棟(VBL棟)3Fにあり、セミナー・ランチミーティング・大学院生のRAの活動の場になっています。研究室メンバーはこの二拠点を行き来して、自由な雰囲気で活動しています。研究室では、新歓や送別の宴会ももちろんですが、みんなで集まって鍋を囲む会を開いたりもしています。各自のデスクトップPC/ノートPC、計算サーバーやワークステーション、GPUクラスタなどの高性能計算環境や関連する専門書など、研究に必要なものは揃っており、また無いものはリクエストできます。

研究室では毎週定例で、メンバーの近況・研究・興味についてワイワイしゃべるランチミーティング、メンバー各自の研究や関連研究についてキチンとした形で発表・紹介する定例ゼミ(月一回、情報知識ネットワーク研究室・アルゴリズム研究室の二研究室と合同)、Don Knuthの「The Art of computer programming」のディープな世界を味わえる輪読会、を行っています。この他にも、プログラミングコンテスト愛好者による勉強会およびコンテストへの参加、「組合せ最適化」など関連テーマの勉強会、などなど、各種自主勉強会を色々と行っています。

研究プロジェクト

先端の研究プロジェクトが進められており、国内外の有力研究者の訪問やセミナー、研究会開催、他分野・他部局(電子科学研究所、医学研究科、触媒科学研究所など)との連携、など、研究について最新の知見が得られる環境が整っています。

修了生・卒業生の就職先 (2015年度以降〜)

グーグル、デンソー、野村総合研究所、三菱UFJ信託銀行、三井物産セキュアディレクション(株)、株式会社ジーニー、株式会社SHIFT、(株)アルファシステムズ、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(株)

修士論文・卒業論文 (2015年度以降〜)

2016年度 修士論文

  • ABS作動データを用いた分析による札幌市内の道路凍結の予測 (穐本 浩昇)
  • 論理制約を伴うグラフ最短路問題のA*探索に基づく高速解法 (竹内 文登)

2016年度 卒業論文

  • 系列二分決定グラフを用いた頻出部分グラフの圧縮表現 (奥山 葉月)
  • 定量的構造活性相関予測における化合物特徴表現の実験的検証 (越野 沙耶佳)

2015年度 修士論文

  • ZDDを用いたグラフ列挙における種々の頂点制約を扱うための拡張と改良 (鈴木 浩史)
  • ZDDを用いたグラフ列挙における変数順序付け法の実験と考察 (伊藤 華)
  • ZDDに基づく制約充足問題の解法とマインスイーパ問題への適用 (孫 浩)

2015年度 卒業論文

  • Sequence BDDを用いたグラフウォークの高速な列挙アルゴリズムに関する実験と考察 (石丸 亮)
  • Wildcardを許容した頻出部分グラフ列挙とその出力要約 (岡崎 文哉)
  • ゼロサプレス型二分決定グラフを用いた組合せテストケースの列挙に関する実験と考察 (佐藤 智之)
  • 株価データベースに対する周期変動パタンマイニングとその評価 (林 大祐)
  • 全部分グラフ指示子に基づく決定木学習 (横山 侑政)