大規模知識処理

ScienceとEngineeringをつなぐ「Art」を求めて

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情報科学の基礎には分野横断的な数学的理論の領域があります。一方で、個別の実問題を解くために特化した実践的な技術研究の領域が多数並列に存在しています。本研究室では、この二つの層をつなぐために必要となる汎用技術基盤の実現を目指して研究を行っています。従って、概念的・理論的成果だけではなく、工学的な要件を満たし実用に耐えるアルゴリズムを実装することを重視します。また、各応用分野の固有の問題にアドホックに対応するのではなく、技術基盤としての簡潔さや汎用性を重視します。この指向性こそが Science とEngineering をつなぐ、いわゆる「Art」であると我々は考えています。

情報科学者として、なぜそうなるのかという原理を追求すると同時に、技術者としての「技」を研ぎ澄ますことで、様々な実世界の問題を裏付けを持って解決していくことを目指しています。魂は細部に宿る!

「Art」な世界へようこそ。

研究室ライフ

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研究室は情報科学研究院棟6Fの6-14(学生居室)および6-17(ゼミ室)で活動しています。 各自のデスクトップPC、超メモリ計算サーバーやワークステーションなどの高性能計算環境を利用する環境や、それに関連する専門書など、研究に必要なものは揃っており、また無いものはリクエストできます。前期打ち上げ、3年生配属歓迎会、卒論・修論打ち上げなど定期的にみんなで食事会をしています。

研究室では、毎週定例で、ゼミと輪読を行っています。ゼミでは、各自が現在行なっている研究の内容や関係する論文の紹介を行います。それに対して、みんなで議論を行い、卒論・修論に向けて研究を進めていきます。輪読ではアルゴリズムや組合せ論に関する教科書を読んで、担当者が発表し、その内容について議論を行います。また、普段から学生同士が研究・発表スライド・論文執筆などを気軽に相談して協力し合いながら、研究を進めています。

 

研究プロジェクト

先端の研究プロジェクトが進められており、国内外の有力研究者の訪問やセミナー、研究会開催、他分野との連携、など、研究について最新の知見が得られる環境が整っています。