3月18日から22日までアメリカ・ニューオーリンズで開催された米・化学会(ACS, American Chemical Society)の春の年会「255th ACS National Meeting & Exposition」にて、瀧川が講演しました!
- Machine learning predictions of factors affecting the activity of heterogeneous metal catalysts (I Takigawa, K Shimizu, K Tsuda, S Takakusagi)
参加者一万数千人規模の大きな会議で、各分科会ごとにtechnical sessionも様々に開かれていました。瀧川が発表したのは”Machine Learning for Catalysis Research”というセッションで、2日に渡る枠の初日2番目の登壇者でしたが、1番目の方が来られなかったので、なんと最初の登壇者になりました!朝早くからでしたがちょうど会場もたくさん人が来ていて良かったです。有名な先生も色々見かけました。
DFTのセッションで(NIPSでも見た)Kieron Burke先生が「Rage against the Machine Learning」と称したように計算化学界に機械学習の波が来ているようでした。分科会でCATL(触媒化学)、COMP(計算化学)、CINF(ケモinfo)、PHYS(物理化学)などの関連する範囲では下記のようなセッションがありました。ちょうど裏番組になっていたりして聞きたくても聞けないものもありましたが大変勉強になりました。Bajorath先生の受賞セッションは久々にchemoinfoな感じを思い出せました。
- CATL: Machine Learning for Catalysis Research
- PMSE: Synergy between Computation & Experiment in Accelerated Materials Discovery
- COMP: Marriage of Machine Learning, Knowledge Representation & Chemical Sciences
- COMP: ACS Award for Computers in Chemical & Pharmaceutical Research: Symposium in honor of Jürgen Bajorath
- PHYS: Adventures in Density Functional Theory
ちょうど東京大学の津田先生の飛行機が遅れて発表時間に間に合わなくなり、急遽、代理で口頭発表も担当しました。この話題では共同研究者という訳ではないのですが、こちらも興味深い研究ですので、よろしく(?)お願いします!
- Monte Carlo tree search for designing novel molecules and materials (K Tsuda)
ルイジアナ州ニューオーリンズ(NOLA)もとても良かったです。着いた日はちょうどSt Patrick’s Dayで緑づいていたし、NOLAと言えば世界有数のカーニバルのマルディグラやJazzの地だし、少しフレンチの入ったお洒落で独特な素敵な街”the big easy”でした。
学会自体と年度末仕事のためフレンチクォーターや観光には結局全く行けずでしたが、路面電車やローカルバスに乗ってスーパーや本屋に行きました。会場すぐ横がミシシッピ川沿いのRiverwalkというアウトレットモールでデッキに出るといい感じでした。停泊していたどでかい豪華客船が出航していくのを見ました。宿泊ホテルから会場は徒歩で20分くらいかかりましたがオークションハウスもあるギャラリー街を歩いて通勤できました。NOLAということで、Lin Emeryのあの謎オブジェを良く見かけた気がします。
Jazz it up!!