| 2014年度ELC暗号理論秋学校
日程: 2014年9月9日(火) 13:00 から 12日(金) 12:00 まで
場所: 河口湖クラブセントビレッヂ (http://www.stvillage.com/)
講師: 松田 隆宏 (産総研),矢内 直人 (阪大),安永 憲司 (金沢大),河内 亮周 (東工大) (敬称略)
<講義内容>
講師: 松田隆宏
テーマ: 公開鍵暗号
1. 公開鍵暗号の構成に関するクラシックな結果の紹介 (Naor-Yung、Fujisaki-Okamoto、ハイブリッド暗号、その他もっと最近の成果など)
2. 公開鍵暗号の安全性定義の間の関係 (A安全であればB安全かどうか、その反例を示すにはどうするか、など)
講師: 矢内直人
テーマ: 電子署名
1. 署名に関する代表的な結果(RSA、DSA、BLS 署名、Boneh-Boyen, Waters、Naor 変換)
2. 署名の安全性証明手法(ランダムオラクルのみ、Coron のテクニック、Katz-Wang など)
3. 署名を利用したプロトコル仕様に対する安全性証明(S-BGP、TLS handshake など)
講師: 安永 憲司
テーマ: ゲーム理論と現代暗号
1. ゲーム理論の考え方(ゲーム的状況、戦略型ゲーム、展開型ゲーム、Nash均衡、相関均衡、部
分ゲーム完全均衡など)
2. ゲーム理論と暗号のつながり(秘密分散、安全性とNash均衡の関係)
講師: 河内 亮周
テーマ: 誤り訂正符号と暗号理論の基礎
1. 誤り訂正符号と暗号プリミティブの関係
2. 具体的な符号の暗号理論への応用
連絡先: 河内 亮周(東工大)
|