- 2017年2月6日ELCNOW Vol. 4 ビッグデータの未来に挑む
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概要:従来のコンピュータシステムでは解析することが困難であった巨大で複雑なデータの集積物「ビッグデータ」を活用していくことで、情報化社会が新しい段階へ進もうとしている。しかし、ビッグデータに内在する有用な情報を自由自在に活用するための技術開発はいまだ発展途上にあり、その開拓こそ世界が注目する最先端の研究トピックスと言える。ELCプロジェクトの一翼を担っている東北大学・徳山豪教授のチームでは、計算限界に関わる理論研究に支えられた革新的な手法により、ビッグデータの特性を効果的に引き出す実践的な仕組みを創り出している。そこで、チームリーダーの徳山さんに、その研究内容と今後の展望を語ってもらった。
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- 2016年9月26日ELCNOW Vol. 3 人工知能に理論保証を
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概要:先ごろ、囲碁のプロ棋士に4勝1敗でコンピュータが勝ったと話題になった。しかし、コンピュータはなぜ1敗したのだろうか?将来、コンピュータによって実用化が期待される自動運転や医療診断に対して、私たちが命を預けられるほどの信頼感を抱くためには、そうしたミスが発生する原因や頻度をきちんと評価する基準が必要だろう。ELCプロジェクトのメンバーである九州大学教授・瀧本英二さんは、コンピュータが実現する知的情報システムの可能性と限界を研究し、そこに、理論保証を与えることで、安心して機械に身を委ねられる未来を創ろうとしている。瀧本さんに、その研究内容と、人工知能の将来性について語ってもらった。
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- 2016年4月6日ELCNOW Vol. 2 「ない」を証明する
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概要:「「この世にタヌキがいることを証明せよ」と言われたら簡単だ。どこかでタヌキを1匹見つければよい。では、「カッパがいないことを証明せよ」と言われたらどうするか?一般にカッパはいないものと信じられているが、そのためには世界中のあらゆる場所を探して、どこにもいないことを明らかにしなくてはならないだろう。しかし、それはほとんど不可能だ。では,誰もが驚くような斬新な方法で、カッパがいないことを証明できないだろうか?ベンジャミン・ロスマンさんは、ELCプロジェクトの一員として、「P≠NP問題」解明の糸口となる「ない」ことの証明に挑み、世界中の研究者が40年間成し得なかった問題の一端をひも解くことに成功した。そこで、ロスマンさんの研究内容と、その研究への想いに迫ってみた。
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- 2015年11月1日ELCNOW Vol. 1 計算世界観
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概要:「計算」というと、足し算や引き算、九九などを思い浮かべる人は多いだろう。でも、普段使っているパソコンやスマホも、実はコンピュータと言われる高性能な“計算機”の一種。私たちは毎日計算と切っても切れない生活を送っており、世の中で起きているすべてのことは、計算で表すことができるのだ。これが「計算世界観」という考え方。計算の最先端の研究が、私たちの毎日とどう関わり、これからの社会をどう変えていくのか。ELCプロジェクトのリーダーである東京工業大学・渡辺治教授に伺った。
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- 2014年7月30日ニュースレター 第8号
- 2014年4月30日ニュースレター 第7号
- 2014年1月31日ニュースレター 第6号
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目次
- 「日本人参加者たった一人の国際会議」 宇野 裕之(大阪府立大学)
- 「センター試験日に思う」 泉 泰介(名古屋工業大学)
- 「ポートランドに行ってきました:SODA2014会議報告」塩浦 昭義(東北大学)
- 今後の予定
- 2013年10月30日ニュースレター 第5号
- 2013年8月19日ニュースレター 第4号
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目次
- 「研究テーマとしての P vs. NP」 茨木 俊秀(京都情報大学院大学)
- 「ハンガリーに行ってきました」 神山 直之(九州大学)
- 「SoCG2013 会議報告」 徳山 豪(東北大学)
- 今後の予定
- 2013年7月24日ニュースレター 第3号
- 2013年7月24日ニュースレター 第2号
- 2013年7月24日ニュースレター 第1号